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OSJのリッチクライアント技術「DynamicCockpit」とTGEの地理情報Webサービス「GeOAP」の連携デモサイトを公開
2006年04月25日

東京ガス・エンジニアリング株式会社 (代表取締役社長: 藤岡治郎 本社: 東 京都新宿区、以下、TGE) とオープンソース・ジャパン株式会社(代表取締役:角田 好志、本社:東京都千代田区、以下、OSJ)は、TGEが提供する地理情報(GIS)Webサービス「GeOAP(ジオープ)」とOSJのFlashを利用したリッチクライアント技術「DynamicCockpit(ダイナミックコックピット)」の相互連携で協業、簡易BIデモサイトを公開したことを発表します。

この「GeOAP on DynamicCockpit」デモは、下記URLのGeOAPサイトにて公開しています。

http://www.geoap.jp/

今回の協業に沿って開発されたデモサイトは、「GeOAP」のWebサービスをMacromedia(R) Flash(R)によるリッチクライアント環境から活用する初の事例となります。小売店の商圏分析を想定したもので、地図上に表示されるポイントカード会員顧客の 分布状況(地図上に円で表示)からエリア別の購買状況(表形式)、時間帯別購買額(棒グラフ)、購入品目内訳(円グラフ)と順にドリルダウンできるもので す。OSJのリッチクライアント技術である「DynamicCockpit」と「GeOAP」の連携により地図上にマッピングされた商圏から直感的な操作で詳細な顧客の購買動向分析が可能なデモとなっています。

TGEの「GeOAP (Geographic Object Access Product)」は、インターネットを介したWebサービスによる地理情報サービスです。これは、地理情報を扱うGIS(Geographical Information System) とインターネットを介してデータやサービスを扱う技術であるSOAPを融合したまったく新しいタイプの地理情報サービスです。このサービスを利用することで、高価なGISエンジンを導入せずに、目的とする地図情報や地理的な処理結果を得ることができます。「GeOAP」では、地図表示や経路取得、目標物検索など100以上の地理情報処理に必要な機能を提供しています。

OSJの「DynamicCockpit」は、Flash技術を利用したリッチクライアントです。JavaScriptを利用したAjax(エイジャックス、Asynchronous JavaScript and XML)の問題点を解消する手法としてArax(エイラックス、Asynchronous RPC and XML)を採用しています。Ajaxの膨大な開発工数、Webブラウザへ高い依存度、情報隠蔽の困難さ、再利用の難しさといった問題点を解消するため、RPC(Remote Procedure Call)を採用、ビジネスロジック処理をサービス・サプライヤ(サーバ)サイドに集約し、クライアントサイドの開発工数を削減します。また、XMLによりデータとアルゴリズムを明確に区別することで再利用やメンテナンスを容易にしています。

OSJでは、今回のGeOAP連携をきっかけに「DynamicCockpit」を今後実用化がすすむWebサービス分野におけるサービスクライアントの位置づけでの活用も視野に入れた展開を行います。また、5月にはXMLの一部仕様公開を予定しています。

今回の協業は、TGEが推進するGeOAP連携テクノロジー・パートナー・プログラムの第1号です。デモ環境の実現にあたっては、リッチクライアント環境とWeb サービスのスムーズな連携を実現するため、GeOAPを「DynamicCockpit」の一部として透過的に利用するためのコンポーネント化を実施しています。

TGEとOSJでは、今後、技術面に加えて、マーケティング、営業活動も展開し、特に流通・サービス業や自治体を対象にリッチクライアントによるGeOAPの有効 活用を共同で提案します。

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※ 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

●オープンソース・ジャパン株式会社について
所在地:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館14F
代表取締役社長:角田 好志
設立:2002年12月
事業内容:
ユーザ企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあて LAMP技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな 情報システムの仕組みを構築していきます。
資本金:39,452万円
URL: http://www.opensource.co.jp/

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